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【あなたとわたしのお約束】

ご機嫌いかが?Arutaです。

突然ですが皆さんは「様式美」と聞いて何を思い浮かべますか?


メタルヘッズとしてはDeep PurpleやRainbowなどのバンドが浮かぶと思います。この場合の「様式美」は形容詞として使われていますね。

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今日お話ししたいのは形容詞としてではなく予定調和(お約束)としての「様式美」です。

さてここで散々宣伝されたとは思いますがもうひと押し。

 

3rdのトレーラーは見ていただけましたか?

 

聞いてお分かりの通り今回は歌えるメロディを重視した楽曲が多く収録されています。一緒に歌ってほしいなぁ、、、的な気持ちもたくさん収録しました(笑)

本来「様式美」という言葉は作品で表現されたものの中に手順や調和、いわゆる「お約束」を見つけそこに美しさを感じるもの。

 

つまりお客さん側が演者側に向けて感じるものです。


ただ、バンドをやってて思ったのは演者側がお客さんに対して思う「様式美」も確実に存在するなぁと言うこと。

 

例を挙げるならば「Desire(1stアルバム収録)」をライブで演奏したときですかね。


リフが始まった瞬間わーって騒いでくれて、メロは全部歌ってくれるし。

 

あの瞬間は毎度震えますし、何よりお客さんみんなの力が合わさって超美しい!まさに演者側が感じる「様式美」です!

そもそも日本人はお客さん側で「お約束」を作るのが非常に得意な民族である、と僕は考えています。


古くは歌舞伎や花火師に向けての呼びかけから始まり、現在でもこの「お約束」は進化しながらショービジネスの世界に根強く定着しています。


例えば最近の地下アイドルのコンサートとか見たことありますか?あれはただただ凄い。もはや踊っているのが演者なのかお客さんなのか分からなくなるレベルです(笑)

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でも、あそこまで洗練されると今度は普通の方が良くわからない世界になってしまう。メタルにしたってそうですが、エクストリームになればなるほど閉鎖的な世界になってしまう。(否定してるわけじゃないですよ。俺もいろんなエクストリームなバンド好きだし。)

GYZEは少しでも多くの人に聞いてもらいたいし、楽しんで欲しいのでそうなってしまうのはもったいないし、正直本意ではありません。


では、日本人に限らずどんな人にでも伝わる「お約束」とはなんでしょう?僕はそれを歌うことだ、と考えています。しかもちょうどいいことにGYZEの音楽はメロディックデスメタル。そう、歌う際に歌詞を気にしなくて良いんです!


ただ旋律を「おーおー♪」とか「フンフン♪」と口ずさめばそれでOK!そして先ほども言ったように今作には歌いやすい、分かりやすいメロディが山のように詰まっています。


トレーラーを聞いた時点で「ああ、ここは歌ってほしいのね、、、」っていうのが伝わって来ませんでした?(笑)それこそが「様式美チャンス!」です。

僕は今回のアルバムはライブで皆に歌ってもらって、楽しんでもらって初めて本当に完成するものだと思っています。


ライブをやるときの事を想像すると興奮してしまって寝られなくなってしまう位楽しみ(笑)絶対すごい光景になると思っています。

みんなでNorthern Hell Songという美を完成させましょう!

Aruta.

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